申年が間もなく到来、出産ラッシュが押し寄せる見込みだ。一部の大病院の産婦人科では、分娩予約が日増しに増え、出産予定日が来年6月までの予約で、産婦人科のベッドはほぼ満杯になっているという。北京日報が報じた。
北京婦産医院の産婦人科医は、「2カ月前から、各産婦人科では、『申年ベビー』の出産ラッシュの予兆をひしひしと感じ始めている。出産予定日が2016年3月の妊婦の分娩予約が急増しており、この1カ月足らずで、1200件の予約が入り、ベッドは満杯になった」と話した。
多くの夫婦が、伝統的な考え方の影響を受け、縁起が悪いとされる未年の今年を避けて、来年子供を持つことを望んでいるため、今年の分娩予約は非常に少なかった。だが、申年が近づくにつれて、出産ラッシュの時期も迫り、妊娠4~5週目の時点で病院に出向き、分娩予約をするという現象が起こり始めている。
北京婦産病院はすでに、合理的な分娩予約の調整のために、動的管理監督を実施している。1カ月に1200人から1300人の妊婦の分娩予約が受け入れ可能だが、毎月すぐに予約が一杯になってしまい、分娩予約に関する妊婦からの問い合わせも絶えない状況という。
生まれ年による影響のほか、申年ベビーブームが起きている背景には、夫婦の一方が一人っ子の場合に限り2人目の子供の出産が認められる「単独二孩」政策の申請数が増えていることも関係がある。
ある産婦人科医は、「2人目の出産を申請する人が、これまでより増えている。これまでは、申請する世帯は、北京以外の地方の出身者が多かったが、最近は、北京市民のカップルの申請数も増加傾向にある」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月15日