空中発射ロケットによる宇宙輸送を業務とする米ストラトローンチ・システムズが、2016年に打ち上げテストを行うことが明らかになった。技術者の話によると、打ち上げシステムの母機となる世界最大の飛行機「ロック」は、小型宇宙船により飛行士を宇宙に送り届けることができる。環球網が英国メディアの記事を引用し、伝えた。
ロックは世界最大の翼を持ち、翼幅は117メートル、全体の重量は120万ポンド(約544.3トン)。2016年の打ち上げテスト時には、ボーイング747のエンジン6基を搭載し、3万フィート(約9000メートル)まで上昇し、高空でロケットを発射する。ロケット発射のコストを節約するほか、ロケットを宇宙に送り込むスピードを速めることができる。同機は初期段階で、約6124キロの衛星を地球から180−2000キロ離れた軌道上に送り込む予定だ。この大型機は衛星の他に、有人宇宙船「ドリーム・チェイサー」を発射し、飛行士を宇宙に送り込んでから滑走路に戻ることができる。研究者は、「同機が可能な範囲内で、既存の技術よりも高速かつ低価格で宇宙に到達できればと思う」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月6日