中国人民対外友好協会、北京芸術博物館が共同で主催する「水墨・彩の世界――宓冬瑩(ミー・トンイン)個人絵画展」が7月10日、北京芸術博物館で開幕した。同協会の戸思社副会長、在中国日本大使館の山本恭司公使、中日青年交流センターの房恩副主任らが開幕式に出席した。人民網が伝えた。
宓冬瑩氏は2009年、中日青年交流センターで初の個展を開いている。中国国内で個展を開くことについて、宓冬瑩氏は「中国画のルーツは中国にある。海外に住む華人画家は誰もが、国外で体験したことや得た知識を中国で披露したいと望んでいる」と述べた。
個展の開幕式には、日本からも12人のゲストが出席した。宓冬瑩氏は「彼らは様々な業界に携わっているが、みな中国文化を愛しており、中国画を学んでいる。彼らは私を応援してくれる大切なファン」としたほか、「中国文化が、ファンと自分を結び付けてくれた。日本に来たばかりのころは、日本語もうまく話せず、筆と墨で日本人と交流するしかなかった」と語った。
今回開幕式に出席した日本人には、北京を何度も訪れている人も多いという。「彼らは個展や、友人に会うためによく北京に来ている。芸術が架け橋となり、中日間で多くの友情が生まれており、彼らは互いに理解を深め、良い関係を築いている」と宓冬瑩氏。
宓冬瑩氏は1999年に来日。芸術学博士号を修得。宝塚造形芸術大学講師を経て、現在は世界女画家理事会日本分会会長、全日本中国水墨画連盟理事を務める。これまでに国内外の美術館、寺院、画廊等で数多くの個展を開催したほか、数多くの国際展に招待出品、入賞。2010年の上海万博では、日本商品館で「日本花鳥風月画家宓冬瑩個展」を開催した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年7月15日