記念集会に出席し、あいさつした、程永華駐日大使(右3)、関東日中平和友好会の新宅久夫会長(右2)、撫順の奇跡を受け継ぐ会の姫田光義代表(左2)、不戦兵士・市民の会の中島五郎理事(右1)、日中友好8・15の会の日森文尋常任幹事(左1)、日中友好8・15の会の沖松信夫代表幹事(左3)
さらに程永華駐日大使は、「戦後、中日関係の回復と再建は紆余曲折の苦しい道のりを辿ってきた。日本が歴史を深く反省し、戦争責任を明確にすることが政治的な基礎となる。中国側が繰り返し強調してきたように、歴史を銘記するのは恨みや憎しみを引き継ぐことではなく、戦争の教訓を銘記し、今日の平和を大切にし、悲劇が繰り返されることを防ぎ、より良い未来を切り開くためだ」として、「日本側が戦後70周年を契機として、過去の侵略の歴史を真剣に総括し、未来に向かって、本当に歴史を鏡とすることができるかどうかが非常に重要な節目になると言える。日本側が70周年を一つの機会とし、過去の軍国主義の侵略の歴史と完全に一線を画し、新たな未来を開くことを願う」と強調した。
程永華駐日大使は最後に、「中日両国の人民が揺るぎない友好の信念で積極的に行動し、双方の友好交流や協力を強化し、中日関係の改善や発展のためにより多くのプラスのエネルギーを集めることを願っている。そうすれば、双方の国民の感情も絶えず改善していくだろう」と述べた。
関東日中平和友好会や撫順の奇跡を受け継ぐ会、不戦兵士・市民の会、日中友好8・15の会の友好4団体は「七七事変」の記念集会を1987年から毎年行ってきた。関東日中平和友好会の新宅久夫会長はあいさつの中で、「今年は『七七事変』の78周年であると同時に、第2次世界大戦の70周年である。歴史を正視し、悲劇が再び繰り返されないようにしなければならない」と語った。