中国宋慶齢基金会と日本のJA(農業協同組合)グループ京都は21日、後海北沿いにある宋慶齢の旧居で中日民間の文化交流イベントを開催した。日本からは政府や企業など各界の代表約200人、中国からは民間団体の代表約100人がそれぞれ参加した。人民網が伝えた。
イベントの開幕式には、同基金会の斉鳴秋常務副会長と井頓泉副会長、宋慶齢旧居管理センターの艾玲センター長(同基金会副事務局長)、国務院の蒋明麟参事と劉志仁参事、日本の飯島勲内閣官房参与、中村芳夫内閣官房参与、JAグループ京都の中川泰宏会長、在中国日本国大使館の木寺昌人大使らが出席した。
開幕式では井副会長があいさつし、「国の交わりは民の相親しむに在り、民の相親しむは心通じあうに在り。さきに、習近平国家主席は中日友好交流大会で公演し、『中日友好の土台は民間にあり、中日関係の前途は両国国民の手の中にある』と、民間の友好交流が両国関係にとって重要な意義をもつことを強調した」と述べ、また、近年中日両国は大型の文化交流活動を数多く開催し、様々なレベル・分野の民間友好交流が両国関係の改善、発展の推進力ととなっていると述べた。
開幕式の後、両国の料理人が会場で料理を振舞い、参加者は中日飲食文化の深い魅力に感嘆の声を上げた。
交流イベントで、日本の民間代表は中国の代表的な小喫(シャオチー、軽食)を試食。京都から参加した人は、「こんなにたくさんの中国の小喫をいっぺんに食べられるなんて幸せ。次は家族と中国に来て、もっとたくさんのおいしい中国料理を食べたい」と喜びの表情で語った。今回のイベントに参加した両国の民間代表はそれぞれの特色ある美食文化を味わうとともに、友好交流をさらに深めた。
中日の女性団体交流イベントでは、日本の女性団体の代表が中国の友人たちに日本の茶道の魅力を紹介し、お手前体験への参加を呼びかけた。浴衣の試着体験では、日本の女性団体代表の着付けで、中国女性団体の代表が色鮮やかな浴衣をまとい、日本の代表たちと記念写真を撮影した。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年6月23日