中国大陸部の映画制作会社・華誼兄弟と香港の英皇影業(エンペラー・モーション・ピクチャーズ)が出資し、程耳(チェン・アール)監督がメガホンを取るスパイ映画「羅曼蔕克消亡史(原題)」の記者発表会が北京で行われた。主演は、葛優(グォ・ヨウ)、章子怡(チャン・ツィイー)、鐘欣潼(ジリアン・チョン)、杜淳(ドゥー・チュン)、袁泉(ユアン・チュアン)、霍思燕(フオ・スーイエン)のほか、「日本映画界の救世主」と称される浅野忠信が務める。同映画は、今年の国慶節(建国記念日、今年は10月1日)に公開される。
葛優と章子怡の主演2人は、記者発表会で、演じる役柄などを含め、あまり映画の内容について多くを話さなかったが、「監督が手掛けた脚本とストーリーの展開の仕方が非常に独特なことに惹かれて出演を決めた」と述べた。葛優の劇中のスタイルもこれまでの役柄とは異なり、シンプルな中国風の長衣を身に着け、非常にクールな雰囲気を漂わせている。一方、この日、白い総レースのアンティーク風ドレスを身に着け、清楚でエレガントな雰囲気を漂わせていた章子怡は、予告編では、この日の装いとは全く異なる、妖艶なメイクに豪華な衣装で、艶やかで美しい姿を見せた。章子怡は程耳監督について、「俳優を大切にしてくれるだけでなく、監督としての技術と力で俳優の潜在的な力を引き出してくれる」として「長回しのシーンではいったい何回テイクを撮ったかわからないほどで、真剣な仕事ぶりは称賛に値する」と惜しみない賛辞の言葉を贈った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年4月23日