中国の有名女優、趙薇(ヴィッキー・チャオ)の初監督作として、記録的な大ヒットとなった「So Young 〜過ぎ去りし青春に捧ぐ〜(原題:致我們終將逝去的青春)」(93)のパート2がこのほど上海でクランクインした。同作は、中国の若手女性作家、辛夷塢(シン・イウー)の小説「原来你還在這里」(君はここにいたのか)を原作とし、張一白(ジャン・イーバイ)がプロデューサー、周拓如(ジョウ・トゥオルー)が監督・脚本を務めている。主演は、韓国のアイドルグループEXOの元メンバークリスこと呉亦凡(ウー・イーファン)と「ドラゴン・キングダム」の劉亦菲(リウ・イーフェイ)。
物語は、愛に対してまっすぐで誠実な程錚(呉亦凡)と、程錚を好きになってしまうプライドが高い蘇韻錦(劉亦菲)の2人が織りなす純粋かつ複雑に絡み合ったラブストーリーが描かれる。先日、ネットでは、学校で自転車に乗る劉亦菲や野球をする呉亦凡の姿など、青春の息吹を感じさせる2人の撮影現場の写真がネットユーザーによって投稿された。
今回プロデューサーを務める張一白監督は、17年前に撮影したドラマ「将愛情進行到底」が青春ドラマの先駆けとして全国で大ヒットしたほか、昨年監督した青春映画「匆匆那年」も同様に大ヒットした。「青春」とゆかりの深い張一白監督は、一時期「青春映画のゴッドファーザー」と呼ばれていた。
「So Young2」がクランクインしたというニュースを受け、ネットユーザーらは、「So Young」の監督を務めた趙薇が同作に参加しているのかどうかに大きな関心を寄せた。これに対し、趙薇は「何の関係もない」と即答し、「今後、青春映画を撮ることはない」と断言した。この2本の作品を比較すると、趙薇の「So Young」はより現実感が強い青春回顧映画だが、制作側は、「So Young2」はもっと自由で、朗らかな、90年代生まれの青春と愛の物語になることを希望している。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年4月23日