第13回ランカウイ国際海事航空ショーが17日に行われた。解放軍空軍八一アクロバットチームの女性パイロットが中国の「殲10」戦闘機を操縦して空を軽やかに舞った。中国の女性戦闘機パイロットによる海外でのアクロバット飛行は初めてだ。殲10のアクロバット飛行について環球軍事が詳細に解説する。環球軍事が伝えた。
■単機垂直上昇
一機が離陸後に推力を強め、地面とほぼ垂直の角度で上昇する。この際パイロットは9Gに耐えなければならず、戦闘機の性能、パイロットの飛行技術ともに高い水準が要求される。
■単機背面飛行
一機が背面飛行する。パイロットの極めて高い操作技術が要求され、逆さまの状態でも飛行姿勢を把握する必要がある。
■単機回転飛行
一機が上昇と同時に回転し、スモークを放ち、空中で2本の螺旋状の軌跡を描く。
■二機回転飛行
二機が軸を中心に回転飛行する。パイロットの能力が大きく試され、危険性が高い。一機は低速で真っ直ぐ飛行し、もう1機がこれを軸に回転する。飛行中、両機の速度と高度を一致させる必要がある。
■二機交差飛行
二機が観覧席の方向へ高度差5~7メートルで飛行し、観覧席から500メートルの位置で80度の角度で交差し、二手に分れる。その後高度30メートル、相対速度時速1300メートルですれ違う。
■三機アロー隊形テイクオフ
三機がアロー隊形で離陸し、航路に集合する。
■三機アロー隊形開花
三機の水平開花時、高度は100メートル、時速は650キロ。来賓に挨拶するパイロット特有の方法だ。
■四機ダイヤモンド隊形大傾度旋回
戦闘機四機が空中で集合してダイヤモンド隊形を作り、大傾度旋回に入る。この時、各機の間隔は5メートルしかなく、高度差もわずか2~3メートルだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月19日