1月のインターネット10大ホットワード発表　外灘将棋倒し事故など (10)

（10）55度カップ

　「北京五十五度科技有限公司」が開発・設計・生産した「急速変温カップ」は、熱いお湯も冷たい水も瞬く間にぬるま湯になってしまうという謳い文句で評判となり、たちまちオンラインショップの人気商品となった。メーカーはカップの原理について、相転移技術を利用した充填液によって温度の変化が可能となると説明している。だが北京理化分析測量試験センターでの実験によると、カップの充填液は沸騰の温度でも氷水の温度でも固体・液体の相転移を起こすことはなかった。中国消費者協会の法律顧問によると、メーカー側は確かに相転移関連の特許を保持しているが、製品には応用しておらず、これを宣伝に利用するのは不当表示であり、消費者の誤解を招くものとなる。（編集MA）

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「人民網日本語版」2015年2月27日