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危険と背中合わせ 氷河で働く清掃員

 2014年12月30日12:52

観光客が捨てたゴミを拾う彭万洪さんと同僚たち。観光客が捨てたゴミを拾う彭万洪さん。勤勉な労働者に授与される証書を見せる彭万洪さん。
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四川省甘孜州海螺溝景勝区を訪れたならば、この地独特の雪景色に圧倒されない人はいないだろう。しかし、景勝区内の氷河や断崖絶壁で身体にロープを巻き着けせっせとゴミ拾いをする清掃員たちに気づく観光客は少ない。49歳の彭万洪さんは同景勝区のごく普通の清掃員。37人の同僚たちと観光客が残したゴミを拾って11年目を迎える。中国新聞網が伝えた。

「観光客が捨てたタバコの吸殻やビニール袋、果物の皮、ペットボトルといったゴミは風で崖下に吹き飛ばされやすい。一番危険で大変なのは崖や氷河の上のゴミを清掃することだ。担当者はロープを装着して、雪が積もる絶壁を一歩一歩歩いてゴミを拾う。うっかりすると崖の下に転落してしまう」。彭さんによると、清掃員は雪の野外で8時間働き、顔や手、足が凍傷することは日常茶飯事で、時には崖から50メートル降りて清掃することもあるという。最もたちの悪いのはタバコの吸殻で、拾わなければ目立つし、拾うには小さすぎて面倒だし数も多い。観光客が景勝区の規則を守り、ポイ捨てをしないでほしいと彭さんは日々願う。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年12月30日

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