李克強総理は22日午後、タイのプラユット首相と人民大会堂で会談した。

　李総理は「双方が両国関係発展の大きな方向性をしっかりと把握し、『中国とタイは家族も同然』との伝統的友好を揺るぎないものにし、協力の規模を拡大し、水準を高め、互恵・ウィンウィンをより良く実現し、両国の包括的・戦略的パートナーシップの新たな発展を促し、特に二国間貿易額を来年1000億ドルにするとの目標の達成を目指すことを希望する。両国の貿易・投資決済通貨として自国通貨をより多く使用するよう後押しすることを希望する。人、文化、科学技術、観光分野の協力を拡大し、両国の観光客の相互訪問数を2016年に延べ500万人にするとの目標の達成に努力することを希望する。カリ鉱石資源の探査・開発への中国企業の参加をタイ側が支持し、便宜を図ることを希望する」と表明した。

　プラユット首相は「中国側と鉄道、農産物貿易などの協力協定の実行に力を入れ、経済、貿易、金融、投資、人的・文化分野の協力を強化し、両国民にさらに多くの恩恵をもたらしたい。中国企業によるタイでの投資、工場設立を歓迎する。中国は地域の平和・安定促進に重要な役割を果たしてきた。中国側と緊密に連携し、ASEAN・中国関係と地域協力を新たな段階へと押し上げたい」と表明した。

　会談後、両首相は金融、水利分野の二国間協力文書の調印に立ち会った。（編集NA）

　「人民網日本語版」2014年12月23日