69歳になる女性の屠さんは武漢・洪山区に住んでいる。バスや地下鉄に乗り席を譲ってくれる人に出会うたびに、席を譲ってくれる人の同意を得てから携帯電話で相手を撮影することを思いついた。こうして彼女は半年で59人の写真を撮影した。「59人の笑顔、59回の席を譲ってくれた経験、59回の素晴らしい思い出だ」。 楚天都市報が伝えた。
彼女が撮影した59枚の写真が記録する59人の笑顔は、恥ずかしがっているものや明るいものと様々だ。これらの写真には何の撮影テクニックなどもなく、ピントがぼけているものもあるが、写真のリアリティは迫力がある。
実際には半年で屠さんに席を譲ってくれたのは59人に留まらない。屠さんが忍耐強く説明しても、写真撮影を婉曲に断る人もいたためだ。「相手は、席を譲るのは当然だから、名乗る必要もないと言った」と屠さんは語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年12月5日