オーストラリア・タスマニア州の州都ホバートを訪問中の習近平国家主席は18日、同国のアボット首相と共に両国の南極観測隊員を慰労した。ホバートはオーストラリア南極観測隊の母港。中国の南極観測船「雪竜」は第31次南極観測任務の途中、補給のためホバート港に停泊した。
習主席とアボット首相は港エリアで、オーストラリア南極観測事業の展示を見学。両国の南極観測隊員と映像をつないで会話した。中国の中山南極観測基地、オーストラリアのデービス観測基地の責任者がそれぞれ活動について報告した。
習主席は両国の観測隊員を慰労。「中国の南極観測活動は人類による南極の平和利用に貢献を果たした。30年来、中豪両国の観測隊員は全面的で踏み込んだ協力を展開してきた。引き続きオーストラリア側および国際社会と共に、より良く南極を知り、保護し、利用したい」と表明した。
アボット首相は両国の観測隊員に挨拶したうえで、両国の観測隊員の協力強化を希望すると表明した。
習主席とアボット首相は中豪南極協力覚書の調印に立ち会った。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年11月19日