小雁塔は陝西省の「長安-天山回廊の道路網」における世界遺産の要素7カ所の一つだ。
小雁塔は唐・長安の皇帝家寺院、薦福寺内部にあり、唐・景竜年間に建設された、唐代の高僧、義浄がインドから持ち帰った仏教経典や仏画などを置くために建てられた。
小雁塔は四角形で、15層の塔だが14層目、15層目は欠けており、現在の高さは43.395メートルだ。塔の形は緩やかなアーチ状で美しく、唐代の美しい仏教建築芸術の遺産として、仏教の中原地域への伝来と漢族文化への融合を表す象徴的な建築物の一つとなっている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月11日