フランス生まれのJacquet-Lagrezeさんは、世界各地にその足跡を残している。平面芸術家でカメラマンでもある彼は多くの都市を訪れたが、「この繁栄した大都市の香港が私の摩天楼に対する情熱に火をつけた。込み合う東京など多くの都市を訪れたが、ビルの高さでいえばやはり香港がよりすごい」と語っている。環球網が伝えた。
新たな独特の視野を得るため、彼は4年前に香港を訪れた。職人魂を追求する彼はガラスの壁面のビルだけで作品とするのに飽き足らず、類を見ない風景を捉えたいと考えた。
新しい摩天楼がかつて廃墟だった場所に屹立した時、「大自然」は都市の角に追いやられ、銀色や灰色のみの世界となり、緑は失われる。Jacquet-Lagrezeさん曰く「ここでは自然に残された場所は少ない」のだ。しかしそれにもかかわらず、自然はいつでもカメラに捉えられる。
Jacquet-Lagrezeさんが崇拝する多様性は、香港というこの都市では次々と建てられるビル群によって打破されそうになりながらも、バランスを実現しているように見える。「私は香港の差異性を一番気に入っている。ここでは人々が普通では思いつかない組み合わせを、極限まで融合させているように見える」。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年8月22日