習近平国家主席は22日、イランのロウハニ大統領、スリランカのラジャパクサ大統領、パキスタンのフセイン大統領と上海で各々会談した。
習主席はロウハニ大統領との会談で「中国はシルクロード経済ベルトと21世紀の海のシルクロードの建設へのイラン側の積極的な参加を歓迎し、インフラ整備などの協力につなげ、高速鉄道、経済パークなどのプロジェクトを始動する。双方は安全保障協力を強化し、テロ、麻薬、国際犯罪を共同で取り締る必要がある」と表明した。
ラジャパクサ大統領との会談では「スリランカは21世紀の海のシルクロードの建設、アジアインフラ投資銀行設立の重要な協力パートナーだ。双方は海洋経済、港湾建設、海上安全協力を重点的に推進し、早期に成果が上がるようにする必要がある。自由貿易協定(FTA)交渉を早期に始める必要がある。中国政府は中国企業のスリランカでの投資、事業展開を奨励する」と表明した。
フセイン大統領との会談では「中国・パキスタン経済回廊の建設はシルクロード経済ベルトと21世紀の海のシルクロードというイニシアティブの重要な構成要素であり、深く研究し、着実に推進し、各分野の協力を統率する必要がある。現在は、グワダル港とラホール都市鉄道プロジェクトを重点的に実行すべきだ。中国はパキスタンが自国の国情に基づき対テロ戦略を実施することを支持する。パキスタンとの対テロ・安全保障協力を強化し、両国および地域の平和・安定を共に維持したい」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月23日