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高齢者の迷子を防止する「スマートシューズ」が登場

 高齢者のいる家庭において最も心配なのが、高齢者が外出中に道に迷ってしまうことだ。もし高齢者が測位システムを搭載したスマートシューズを履いていれば、家族はスマートフォンを使い、高齢者の現在地をリアルタイムで知ることができる。北京服装学院が21日に発表したスマートシューズ「在◆」はこのような機能を備えている。北京晩報が伝えた。

 北京服装学院のイノベーションパークで21日午後、このスマートシューズが発表された。外見は普通のスニーカーと変わらず、メッシュ加工が施され、通気性に優れている。厚さ約1センチの靴底および靴の両側は、かかとやくるぶしをしっかりサポートし、高齢者の使用に適している。開発を担当したイノベーションパーク「ウェアラブル電子製品研究開発センター」の専門家によると、このスマートシューズの最大のポイントは、靴底に取り付けられたマッチ箱ほどの大きさのスマートモジュールにある。モジュールはチップ、バッテリー、アンテナ、通信デバイスなどから構成され、スマートシューズの大脳とも言える。

 専門家によると、スマートシューズの使用にあたり、高齢者の家族はまず、スマートフォンに専用アプリをインストールする必要がある。アプリを使ってスマートシューズについている二次元バーコードを読み取り、さらに唯一の識別コードを入力すると、アプリとシューズが紐付けされる。高齢者は普通に靴を履いて外出するだけで、家族は高齢者の現在地を知ることができる。北京、上海から、西蔵(チベット)、雲南にいたるまで、どこにいても位置情報はリアルタイムに表示される。

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