ウェアラブルデバイス 各社が市場争奪戦を開始
メガネをかけ、「OK,glass」と声をかけると、右側のレンズの上部にメニューが表示される。さらに「Take a picture(撮影)」と指示すると、メガネが一瞬にしてカメラに変化する。「Share(共有)」と指示すると、写真が自動的にツイッターに投稿される。新華網が伝えた。
このほど閉幕した武漢「中国光谷(オプティカルバレー)」モバイルインターネット産業フォーラムにおいて、中国のグーグル・グラス開発チームの担当者である何英キ氏のデモンストレーションは、来場者を驚嘆させた。
グーグルが2012年に、携帯電話・デジカメ・GPSなどの機能を一体化したスマートグラスを開発すると、ウェアラブルデバイスがインターネット就業者の間で流行語となった。スマートグラスの他に、直接身に付けるか衣服に組み合わせられるモバイルスマートITデバイス(スマートウォッチ、スマートブレスレットなど)も、徐々に流行になっている。
同フォーラムに出席した業界関係者は、スマートフォンの競争の白熱化に伴い、「スマートフォンプラットフォーム」の争奪もほぼ決着がついており、インターネットが今後ウェアラブルデバイスの時代を迎えると判断した。
ウェアラブルデバイスはすでに、工業・スポーツ・娯楽・医療・健康などの各分野に利用されている。ハードの販売の他に、クラウドコンピューティング・モバイルネットワーク・ビッグデータを利用したウェアラブルデバイスのサービス提供が、より大きな市場チャンスを形成する。