中国第3世代原発技術 初期設計が完了
11日に行われた中国核学会の2013年学術年次総会で明らかになったところによると、独自の知的財産権を持つ中国第3世代原発技術「CAP1400」の初期設計が、中国国家エネルギー局の専門家チームによる論証にパスした。モデルプロジェクトは2014年に山東省威海市で着工され、2018年末に本格的な送電を開始する予定だ。新華社が伝えた。
中国国家核電技術公司の魏鎖副総経理は、「CAP1400技術は米国から導入したAP1000という先進的な原発技術を消化吸収し、1基目のAP1000の建設経験と革新の成果を導入した」と説明した。
CAP1400技術は、福島原発事故後の中国原発安全の最新の要求に基づき、世界の最新基準を参考にし、地震や水害などの極端な自然災害の予防を強化する、一連の原発安全補強措置を採用した。パッシブセーフティシステムは72時間後の供水能力を持ち、原発の安全を確実にする。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月12日