嫦娥3号 西昌衛星発射センターに向け出発
【中日対訳】 中国国家国防科技工業局が明らかにした情報によると、月探査機「嫦娥3号」は21カ月のプラン作成、26カ月の試作機開発、20カ月の完成機開発を経て、このほど打ち上げに向けたすべての準備が整い、11日未明より輸送を開始した。予定では12日の午前6時より空輸を開始し、10時前に四川省西昌に到着し、さらに西昌衛星発射センターへ輸送される。人民日報が伝えた。
嫦娥3号を積んだトラックは11日午前3時19分に中国空間技術研究院を出発し、計7台で嫦娥3号の各部品を輸送した。午前5時51分、嫦娥3号は北京首都国際空港に到着した。
嫦娥3号の着陸機の副チーフエンジニアである張コク氏(コク=火+高)は、「嫦娥3号を輸送機に積み込む際にまず注意すべきことは、過度に揺らしてはならないことだ。また気温についても条件がある。コンテナには気温調節と揺れ防止の装置があり、気温を約20度にコントロールしなければならない」と説明した。
嫦娥3号は西昌で輸送機から下ろされた後、空輸後の状態の点検と確認を実施する。それから主な電気性能試験を行い、各機構を再確認し、さらに着陸機と探査機を組み合わせる。さらに発射台への移動と積載・運送の合同検査を実施し、打ち上げに向けて最終的な準備を整える。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月12日