ネット著作権侵害撲滅活動、App Storeやアマゾンも対象に
25日に北京で開かれたネット著作権侵害撲滅活動「剣網行動」の記者会見で明らかになったところによると、中国国家版権局は能動的な監視管理範囲をさらに拡大し、App Store、淘宝網(タオバオ)、アマゾンなどのサイトを著作権の能動的な監視管理範囲に収め、各サイトに対して実情に基づき著作権保護措置、権利者からのクレームおよびその処理状況などについて報告するよう求める予定だ。新華網が伝えた。
中国国家版権局は初めてミュージックビデオに対する能動的な監視管理を開始し、影響力のある動画サイト・音楽サイトをその範囲に収める予定だ。初めて同範囲に収められるサイトには、中国国家版権局が直接的に監視管理する百度、優酷、土豆、愛奇芸、テンセント、捜狐、新浪、迅雷など19の重点動画サイトの他に、一聴音楽網、蝦米音楽網、酷狗音楽網、多米音楽網、酷我音楽網といった音楽作品の伝播を主業務とするサイトが含まれる。
今年の「剣網行動」は6月末に開始され、4カ月に渡り実施される。中国国家版権局の関係者は、「今回の行動は、未許可の違法アップロード、他者の作品の伝播、ECによる海賊版販売などの違法行為を重点的に取り締まる。また海賊版販売者にリンク・情報・記録先・サーバー・ネット接続などのサービスを提供する違法行為、携帯電話などのモバイル機器、TVセットトップボックス、TVスティック、音楽・動画プレイヤーなどのソフト・ハードを利用した著作権の侵害を取り締まる」と説明した。
中国国家版権局は2005年より、中国公安部、中国工業情報化部、中国国家インターネット情報弁公室と共同で、8年連続でネット著作権侵害撲滅活動「剣網行動」を実施しており、文学・音楽・動画・ゲーム・アニメ・ソフトなどの重点分野に対して、著作権侵害行為の取り締まりを強化している。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月26日