神舟10号 打ち上げに向け準備作業が進む (2)
情報によると、ドッキング目標機「天宮1号」は5月下旬にドッキング軌道にのり、正常運行を続けており、今後の任務に備えている。
◆天宮2号、2年後に打ち上げ
全国政治協商会議委員、中国有人宇宙プロジェクトチーフエンジニアの周建平氏はこのほど、「神舟10号は有人宇宙?地球往還輸送システムの初の応用性飛行を実施し、打ち上げ後に天宮1号との宇宙ドッキングなどの任務を遂行する。これで中国有人宇宙事業の第2ステップの第1段階が円満に終了し、全面的にスペースラボ・宇宙ステーションの開発段階に入る」と語った。
周氏はメディアのインタビューに応じた際に、「神舟10号の任務完了以降、天宮1号は他の有人宇宙船とドッキングを実施することはない。しかし天宮1号の科学実験設備を利用し、引き続き科学実験を行うほか、軌道上を飛行する中で技術面(製品の信頼性や使用寿命を含む)のテストを続ける。2年後にスペースラボ・天宮2号を打ち上げ、その後さらに貨物輸送宇宙船を打ち上げて、天宮2号とドッキングさせる」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月6日