宇宙観測船「遠望号」 神舟打ち上げに向けスタンバイ
汽笛の音が雄々しく鳴り響く中、宇宙観測船の「遠望3号」、「遠望6号」が中国衛星海上観測制御部の港を出港した。同船は、宇宙ステーション実験機「天宮1号」と有人宇宙船「神舟10号」の有人飛行任務を重点とする、遠洋海上観測コントロールに向かった。人民日報が伝えた。
「遠望号」は神船10号の任務において、100回以上、140のアークの観測制御通信任務を担当する。これには宇宙船の軌道上における状態の監視・判断、緊急帰還データ入力、軌道コントロールなどの重要な飛行コントロールが含まれる。「遠望3号」、「遠望6号」はそれぞれ共同演習、指標テスト、信頼性維持、技術交流対話などの作業を実施する。両船の設備の状態は良好で、任務に向けた各準備作業が秩序正しく進められている。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月17日