有人潜水艇「蛟竜号」 初の乗客を乗せ潜水へ (2)
蛟竜号は約1時間の潜水後、予定されていた作業エリアに到達した(深度約1400メートル)。蛟竜号はそれから4時間の水中作業を実施し、その間に4枚の写真を水面上に送信し、冷泉区の煙突状の炭酸塩岩およびイガイのサンプルを持ち帰った。
◆18日に初の乗客が潜水
現場指揮部が17日夜に発表した情報によると、蛟竜号は18日に2回目の潜水を実施する予定だ。潜水エリアは今回も、17日の冷泉区となる。2回目の潜水では国家深海基地管理センター操縦士の唐嘉陵氏が操縦を担当し、中国科学院声学研究所の張東昇氏が引き続き測位システムの実験を担当し、周懐陽氏が搭乗し海底を観測する。
18日の潜水は9時に開始し、14時頃に母船に帰還する予定だ。水中の作業時間は約4時間が予定されている。
蛟竜号の初の試験的応用航行は6月10日に開始され、113日に渡り3つの段階を経ることになる。第1段階は南中国海での測位システムの実験で、「南中国海深海科学計画」の科学研究を同時実施する。これには海底生態系、生物、地形などの調査が含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月18日