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中国宇宙事業の発展 宇宙船・神舟がけん引 (2)

 2003年10月15日9時00分、神舟5号が長征2号Fロケットにより打ち上げられた。この任務で、楊利偉氏の名前が人々の記憶に残ることとなった。初の中国人宇宙飛行士による宇宙飛行は、中国宇宙事業の新たな節目となった。

 その後、中国の有人宇宙プロジェクトは優秀な成績を収め続けた。神舟6号の任務において、宇宙飛行士の費俊龍氏、聶海勝氏は宇宙を115時間に渡り飛行し、中国初の「複数の宇宙飛行士による数日間の宇宙飛行」を実現した。神舟7号の任務において、翟志剛氏、劉伯明氏、景海鵬氏の3人の宇宙飛行士が、宇宙に打ち上げられた。中国が独自に開発した船外宇宙服を着用した翟氏が宇宙に登場し、中国の「宇宙遊泳」の第一人者となった。

 2011年になると、中国有人宇宙プロジェクトの舞台は、神舟の「独壇場」ではなくなった。中国初のドッキング目標機「天宮1号」が9月29日に打ち上げられ、軌道にのった。1カ月後に神舟8号が打ち上げられ、天宮1号の後を追った。11月3日早朝1時36分、二つの宇宙船が宇宙で「握手」をし、中国初の宇宙無人自動ドッキングを完了した。

 2012年6月16日、神舟9号は景海鵬氏、劉旺氏、劉洋氏の3人を乗せ宇宙に向かい、2日後に初めて宇宙飛行士を天宮1号に送り込んだ。今回の任務は順調に完了され、中国が有人宇宙?地球往復、宇宙飛行士の船外活動、宇宙ドッキングの3大有人宇宙基本技術を完全に把握したことが示された。これはさらなる宇宙ステーションの建設、大規模な宇宙実験の展開に向けて、良好な基礎を築いた。

 張氏は、「神舟10号の任務は、中国有人宇宙プロジェクトのドッキング任務の最後を締めくくる。中国有人宇宙プロジェクトは今後、スペースラボ段階に入り、スペースラボ・天宮2号を打ち上げ、物資輸送宇宙船などの技術を把握する。中国は2020年頃までに独自の宇宙ステーションを建設する予定だ」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年6月6日

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