24秒で10万元を騙し取る 「スーパーオンライン銀行」のリスク
安徽省に住む女性の陳さんはこのほどオンラインショッピングの際に、「スーパーオンライン銀行」での支払いに授権するよう騙され、わずか24秒のうちに口座の10万元がきれいに詐取されたという。
「スーパーオンライン銀行」とは2009年に中央銀行が開発したオンラインの標準化銀行間金融サービス製品で、利用者はリアルタイムに異なる銀行間の銀行口座を管理できる。つまり一つのインターネットバンクの口座で、複数の銀行間の残高照会や振替などが行えるサービスだ。異なる銀行の口座は別の指定銀行の口座の手続きに関連するため、「授権」操作が必要となる。しかしいったん犯罪者がこの「スーパーオンライン銀行」を悪用すれば、他人の銀行口座の「授権」を騙し取ることで、対象の口座残高全額を盗むことができてしまう。
「360インターネット安全センター」は昨日、警報を発表し、以下のように提言している。オンライン取引で異常が発生したなら、すみやかに公式ルートで顧客サービス部門に連絡し、相手側が連絡してきた顧客サービスのチャット番号を簡単に信じないようにすること。また利用者は1日の最高振替限度額を設置するようにし、見知らぬ他人やその口座に対する口座の「授権」を決して行わないようにするべきである。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年5月31日