吉林省公文書館が公開した中国侵略日本軍の公文書によると、大量の中国人労働者が日本軍の重要な軍事工事に強制的に従事させられたことが明らかになった。日本軍は一連の極めて残酷な手段を取り、労働者の逃走や機密漏洩を防止していた。1960年代末、吉林省琿春の春化鎮で、現地の「崔憲兵」と呼ばれる日本軍の元通訳が公安機関に対して、草坪東山に日本軍が作った洞窟があり、工事完成後には労働者を洞窟内に閉じ込めて死亡させたと語った。しかし日本軍は撤退前に偽装し、また20年以上経って山の環境にも変化が発生したため、洞窟の具体的な位置を特定することはできなかった。日本人が当時残した秘密を明らかにするため、附近の住民は一貫して諦めずに探し、そしていくつかの手がかりを見つけた。
春化鎮は琿春市北東部の山地に位置し、東はロシアに接し、国境線の長さは115キロに及ぶ。先ごろ現地の住民数人が国境防衛派出所に、山で日本軍の要塞と見られる洞窟を発見したと通報した。洞窟は直径約90センチ、深さ20メートル以上で、中に行くほど狭く、多くの廃棄材料が詰められており、工事は完了していないように見える。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月5日
【特集】日本の侵略の真実を伝える公文書