オーストラリアの芸術家、エマ・ハック(Emma Hack)さんは魅力的な絵画技法を用いて裸体のモデルの体に精緻なデザインを描き、絵と一体化させた色鮮やかな傑作を生み出している。ハックさんの独特の芸術作品は多くの人の心をとらえている。人民網が英デイリー・メール25日付報道として伝えた。
ハックさんのこうした芸術創作のプロセスは苦しいもので、19時間にわたる作画が必要だ。しかし、こうした長時間の努力は大きな成功で報われている。作品の一つ「アルハンブラ宮殿」のインスピレーションの源はスペインのある城で、ヌードモデルの体はモザイク画の絵に偽装され、モデルの頭髪も完全に絵と融合して、画面全体が美しさを見せている。別の「黒いオウムの壁紙」(Wallpaper Black Cockatoos)という作品では、画面上ではモデルの姿がほとんど見分けられない。両腕を伸ばしたモデルは体中黒いデザインが描かれ、まるで黒いオウムのように見える。「ポート建築の壁面」(Building Facade Porto)という作品では、モデルは全身に絵の具をほどこされ、壁から落ちそうなレンガのように見える。
ハックさんの「内密」(Undercover)という作品展は3月12日にニューヨークのRebecca Hosack画廊で開かれる。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年2月27日