北京什刹海に「空中胡同」建設へ
什刹海の煙袋斜街
什刹海近くの火神廟
北京の旧市街保護モデルプロジェクト「北京中軸線核心保護区・什刹海地区」の設計コンセプトが26日、発表された。北京日報が伝えた。
「西城区歴史文化名城保護重点プロジェクトをめぐる市民交流会」が27日午前に開催され、次のような具体的構想について、話し合いが行われた。
○地下鉄8号線什刹海駅付近の什刹海阜景街に、明清時代の雰囲気を蘇らせた商店街を建設する。
○地上には、高級ホテルと開放的な国際交流イベント会場を建設し、地下には有名ファッションブランドのフラッグシップ店を誘致する。
○隣接した火神廟と万寧橋の間に「空中胡同(昔ながらの路地)」を建設する。
この「空中胡同」は2階構造で、明朝時代の雰囲気が色濃い店舗が入居し、渡り廊下で繋がるように設計され、「空中胡同」のコンセプトが全面的に打ち出される。この「空中胡同」が完成すると、地上を通り過ぎるだけだった人々がここに集まってくると同時に、風情ある什刹海の景色を観光客に存分に楽しんでもらえるという効果も期待できる。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年6月28日