あなたはありきたりな欧米風の結婚写真にうんざりしていないだろうか。2014年に一味違った、野性味あふれる結婚写真を試すのはいかがだろう。米国のある新郎がソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)で最近披露した幸せな姿が、そんなあなたのヒントになるかもしれない。新華網が伝えた。
米国人のコーリー・パーキンス(音訳)さんは昨年末、ジンバブエ人の妻、リネット(音訳)さんと一緒に里帰りし、アフリカの大草原で「アフリカ式」の結婚式を行った。彼らが雇ったジンバブエ現地のプロのカメラマン、スコット(音訳)さんは、アフリカの草原をバックにアフリカゾウの背中の上で撮影する独特の結婚写真をプラニングした。パーキンスさんがこの写真をSNSサイト「Reddit.com」で発表するとたちまち数多く転載され、美しい画面とアフリカの大草原、ゾウ、介添え人の奔放さなどが話題を呼んだ。パーキンスさんはその後、新婚の妻とジンバブエとザンビアの国境にあるビクトリアの滝の「デビルズプール」で撮影したハネムーンの写真も公開している。
ゾウの背中に乗ったパーキンスさんの結婚写真は、ジンバブエの美しい一面を伝えている。同国に対して12年にわたる制裁を実施してきた米国では、ジンバブエが伝えるこうした「プラスのエネルギー」に一般市民が接する機会は少なかった。もっとも、喜びの背後にはこのアフリカ南部の国の哀愁も見え隠れする。
現地メディアの報道によると、今回パーキンス夫妻が里帰りしたのは、現地で結婚記念写真を撮影する他にも、辺境地域でエイズの脅威にさらされている貧困家庭の子どもに支援を提供するためでもある。パーキンスさんはある小さな町に女児のシェルターを建設するための資金援助を行った。ジンバブエの農村では依然として未成年の少女と性行為を行うことでエイズを治癒できるという迷信を信じる人が多く、被害に遭う少女が後を絶たない。パーキンスさんは「支援するシェルターが性的侵害を受けた少女が勇敢に生活に立ち向かうことを助けることができ、また治療を受ける十分な資金源が確保できることを希望する」と話している。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年1月10日