HSBC製造業PMI速報値が50.4pに 11月
香港上海銀行(HSBC)は21日、11月の製造業購買担当者指数(PMI)速報値を発表した。11月のPMIは50.4ポイントで前月の50.9ポイントより低下したが、生産高指数は51.3ポイントで過去8カ月間で最高だった。新規輸出受注は再び縮小傾向をみせ、企業の在庫補充活動のペースが減速した。人民日報が伝えた。
HSBCの屈宏斌・中国担当チーフエコノミストによると、HSBCの製造業PMI速報値は11月には小幅に低下し、中国経済の成長ペースがやや鈍化したことをうかがわせた。その主な原因は外需の落ち込みと在庫補充ペースの鈍化にある。だが、このデータは過去7カ月間で2番目に高い数字だ。目下の緩やかなインフレ圧力や相対的に緩和された政策環境が今後も続く見込みであること、また歳末には財政支出が拡大して、市場の流動性を増加させるとみられることから、短期的には経済成長の見通しは引き続き楽観できるものになるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年11月22日