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中国のECサイト 海外の消費者も購入に意欲的

 アリババ・グループの運営するECサイトは今年、11月11日(独身の日)の売上で新記録を樹立した。この輝かしい成績は多くの国内消費者に支えられた結果だが、海外の購入者の貢献も無視できないものとなっている。広州日報が伝えた。

 ◆中国製品、高いコスパで外国人にも人気

 世界のECの高度発展に伴い、多くの零細企業がeBay、アマゾン、アリエクスプレス(アリババの英語B2B)などのサイトで店舗を開設している。販売されている商品はコストパフォーマンスの高い中国製品が中心で、衣料品・玩具・小型家電・バッグ・自動車部品などの商品が好評を博している。

 データによると、これらの商品は主にロシア、カナダ、米国、フランス、ブラジル、英国、オーストラリアなどに販売されている。

 デンマークの首都コペンハーゲン在住の工業デザイナーは、「中国製品をネット通販で購入することは、私にとって新鮮なことではない。私はよくeBayを利用し、衣料品・電子商品・玩具を購入したことがあるが、多くの店主は中国人だ。ネット通販を利用する主な理由は価格だ。デンマークは海外よりも物価が高く、私にとってネット通販は良い選択肢だ。外国に行かなくても、低い物価水準で商品を購入できるからだ」と語った。

 ◆物流と関税が課題

 しかし中国製品の海外でのネット通販の発展は、宅配スピードといった課題に直面している。消費者は現在、長時間をかけ低コストのネット通販による実益を得るか、高額な送料を支払いスムーズなネット通販を楽しむという選択をしている。

 また関税も、EUの消費者にとって大きな制約となっている。中国のECサイトからの商品は、EUの税関によるサンプリング調査を受ける。調査対象となった商品は輸入関税や輸入付加価値税といった税金を支払う可能性が生じるほかに、罰金や没収といった処分を受けることもある。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年11月14日

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