独身の日 10時間で50万缶の粉ミルクが完売
アリババ・グループが運営するB2Cサイト「天猫(Tmall)」やショッピングサイト「淘宝網(タオバオ)」などで使用されるオンライン決済サービス「支付宝(アリペイ)」は、11月11日の独身の日激安セール開始55秒で決済額が1億元(約16億円)に達し、6分7秒後に10億元(約160億円)、5時間49分後に100億元(約1600億円)、8時間42分後に121億元(約1936億円)を突破し、米国のサイバーマンデー(感謝祭翌週の月曜日)の120億8000万元の決済額を上回った。人民日報が伝えた。
11日24時、天猫の激安セールが終了し、決済額が350億1900万元に達した。この数字は昨年記録した191億元の2倍弱に相当する。
アリババのワイヤレス事業部のデータによると、激安セール開始からわずか1時間で、1400万人超のユーザーが携帯電話によりショッピングをし、その決済額が10億元を上回った。この金額は昨年の9億6000万元という、1日の決済額をも上回るものだ。
支付宝は11日に携帯電話での決済を4518万件処理し、取引全体の24.03%を占めた。支付宝の携帯電話による決済額は113億元に達し、世界最高記録を樹立した。
11日10時30分までに、天猫とB2Bサイト「タオバオ」の粉ミルク販売量が50万缶を突破し、決済額が1億元を上回った。これは全国の生後2カ月の新生児の1週間分に相当する。
11日24時までに、支付宝で決済を完了した金融商品の決済額は9億800万元に達した。そのうち生保会社・国華人寿が5億3100万元、投資信託会社・易方達基金が2億1100万元に達し、生保会社・生命人寿は1億元限定の金融商品を完売した。タオバオのファンド販売店は11日0時より取引を開始し、1分間のみで決済額が1000万元を突破し、1時26分の時点で5000万元を突破した。