中国人民銀行金融政策委員会 5人の新委員が指名 (3)
そのうち肖捷氏、王保安氏、潘功勝氏、肖鋼氏、胡懐邦氏の5人は人事異動に伴い、このほど金融政策委員会の委員となった。委員の職を解かれたのは尤権氏(福建省委員会書記、元中国国務院副秘書長)、李勇氏(国連工業開発機関事務局長、元中国財政部副部長)、杜金富氏(中国銀行業監督管理委員会紀律検査委員会書記、元中央銀行副総裁)、郭樹清氏(山東省省長、元中国証券監督管理委員会主席)、姜建清氏(中国工商銀行董事長)の5人。
銭穎一氏、陳雨露氏、宋国青氏ら3人の大学関係者は留任となった。3人は2012年3月に、専門家によって金融政策委員会の委員に指名され、周其仁氏、夏斌氏、李稲葵氏が委員の職を解かれた。
中国人民銀行金融政策委員会は、中国人民銀行が金融政策を制定するための諮問機関だ。金融政策委員会の委員の調整については、中国国務院が決定を下す。そのうち中国人民銀行総裁、中国国家外為管理局局長、中国証券監督管理委員会主席は、金融政策委員会の固定的な委員とされる。金融政策委員会のその他の人選については、中国人民銀行が候補者を選び、中国国務院に任命を依頼する。
「中華人民共和国中国人民銀行法」、中国国務院の発表した「中国人民銀行金融政策委員会条例」に基づき、中国人民銀行金融政策委員会は国務院の批准を経て、1997年7月に設置された。「中国人民銀行金融政策委員会条例」によると、金融政策委員会はマクロ経済情勢を総合的に分析した上で、国家マクロ調整目標に基づき金融政策の制定と調整、一定期間内の金融政策の調整目標、金融政策ツールの運用、金融関連政策の重要措置、金融政策・その他のマクロ経済政策の協調など、金融政策などに関する重大事項について議論し、提案を行うことを職責とする。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月26日