ワールプール 合肥三洋の筆頭株主に
合肥三洋は13日、「白物家電メーカー大手の米ワールプールが、三洋電機からの株式譲渡および第三者割当増資の2つの形式により、35億元弱(約560億円)の出資で当社の51%の株式を取得し、合肥国有資産控股有限公司に代わる筆頭株主となる」とする公告を発表した。新京報が伝えた。
◆合肥国有資産控股有限公司が第2位の株主に
合肥三洋のこれまでの筆頭株主は合肥国有資産控股有限公司で、33.57%の株式を取得していた。三洋電機と三洋中国はその29.51%の株式を取得し、第2位の株主となっていた。
合肥三洋は昨日、「ワールプール中国は協議を通じ、三洋電機および三洋中国の保有する本社の1億5724万5200株の株式(当社の全株式の29.51%)を買収し、さらに当社が2013年に非公開発行した2億3363万9000株を取得する予定だ」とする公告を発表した。同取引が完了すれば、ワールプールは合肥三洋の51%の株式を取得し、合肥国有資産控股有限公司に代わり、同社の筆頭株主となる。三洋電機と三洋中国は、合肥三洋の株式を完全に手放すこととなった。合肥国有資産控股有限公司は23.34%の株式を保有し、第2位の株主となる。
合肥三洋が13日に明らかにした情報によると、同社は今後社名を変更することになる。買収完了後、合肥三洋の役員会が役員人事を決定する。
年次報告書によると、合肥三洋の2012年の営業収入は40億1500万元、上場親会社の株主に帰属する純利益は前年比5.5%減の3億300万元となった。