ワールプール 合肥三洋の筆頭株主に (2)
◆ワールプールが中国市場を開拓
合肥三洋は昨日、「法律面の問題により、双方は買収完了まで単独経営を続ける。来年に買収が完了してから、より詳細な再編計画を発表する」と表明した。
ワールプールは買収完了後、ブランド・技術の注入を通じ、合肥三洋に新たな事業を追加し、総合的な生産のプラットフォームを提供する。新事業の内容は、エアコン、給湯器、キッチン家電、環境関連家電に集中する。合肥三洋のブランドを持つ冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電の生産量も拡大し、国内およびワールプールの世界販売網に提供される。
ワールプールは買収後、初めに業界内の競争の問題を解決する。合肥三洋がすでに展開している、もしくは予定している事業はすべて合肥三洋に集約され、その他のEMS工場を利用しない。ワールプールも合肥市を中心とし、研究開発・調達・販売・生産などを一体化させた、アジア太平洋の経営センターを構築する。
ワールプールは世界最大の白物家電の製造メーカーで、1994年に中国市場に進出した。同社は以前、中国国内の5社と提携していたが、市場シェアを引き上げられなかった。観測筋は、今回の三洋への出資は、中国市場の開拓が目的だと指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月15日