南水北調プロジェクト 投資額2千億元突破
水不足解消のために南方の水を北方に輸送する一大プロジェクト「南水北調」を手がける国務院南水北調工程建設委員会弁公室はこのほど、同プロジェクトの建設が加速的に推進しており、これまでに投資額は累計2千億元に達したことを明らかにした。
今年3月末現在、同プロジェクト東・中央ルートの一期工事建設プロジェクト(丹江口ダムエリアの住民移転プロジェクトを含む)における実行ベース投資額は累計2085億8千万元に達し、建設中の設計ユニットに対する投資額全体の93%を占めた。
現在、南水北調プロジェクト東ルートでは68件の設計ユニットのうち41件が建設を終え、36カ所の検査個所のうち35個所で水質が基準に達した。計画によると、東ルート一期工事は2013年第3四半期(7-9月)頃に通水する予定で、江蘇省と山東省で真っ先に長江の水が利用されるようになるという。また中央ルート一期工事は14年の増水期後に通水し、北京市、天津市、河南省、河北省で長江の水が飲めるようになる予定という。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年4月16日