ECの拡大 中国内需拡大の足がかりに
中国致公党中央委員会の全国政治協商会議委員である徐暁蘭氏は3月6日、記者のインタビューに対して「私がこれほどECに興味を持ち、数年間に渡りECに関する話題を取り上げてきたのはなぜか。17歳になる私の子供がある商品を購入しようとした時のことだ。帰宅して、子供に何が欲しいのかを尋ねると、ネットで調べれば良いと言われた。2日もしないうちに、商品が自宅に届けられた」と自らの経験を語った。人民日報海外版が伝えた。
この経験は徐委員にとって、非常にショッキングなものであった。徐委員はそれからECの研究を開始し、毎年異なる角度から一連の提案を行うようになった。徐委員の最終的な目標は、ECの健全かつ持続可能な発展を促進することだ。
徐委員は、ECはすでに中国の効果的な内需拡大の足がかりになったと指摘した。報告書によると、2012年の中国EC市場取引規模は8兆1000万元(約121兆5000億円)に達し、中国のネット通販利用者数は2億2000万人に達した。
徐委員は、「政府のEC管理方式の立遅れ、物流・配送のボトルネック、ブロードバンド市場の競争の不足といった問題が、ECの発展を制約している。政府は物流・ブロードバンド設備への投資を拡大し、特に西部や辺境地帯への投資を強化することにより、情報格差をなくすべきだ。同時に、行政許可を出来る限り減少させるべきだ。必要のない行政手続きや管理についてはスリム化を行い、補助制度を積極的に打ち出すべきだ」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月8日