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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:47 Mar 07 2013

価格戦争が始まったネット化粧品市場

 インターネットの化粧品販売店舗の大手の間で価格戦争がスタートした。中国電子商務(eコマース)研究センターが3日明らかにしたところによると、女性の購買力の高まりにともなった登場した女性をターゲットにした経済活動「彼女経済」の春の市場を開拓するため、聚美優品や楽蜂といった大手が大幅な割引、買い物券プレゼントなどのキャンペーンを相次いでうち出しており、eコマース価格戦争は「伝統的」な家電分野から化粧分野にも拡大した。ある業界関係者によると、化粧品のeコマース市場は激しい競争に直面しており、価格戦争をうち出すだけでなく、市場のターゲットを細分化すること、サイトの運営効率を引き上げることも極めて重要だという。「濱海時報」が伝えた。

 ▽低価格は単なる手段

 聚美優品や楽蜂などのサイトに登録してみたところ、かつてないほど大規模な買い物券プレゼントキャンペーンが行われており、割引率は実店舗での割引率よりも大きく、このキャンペーンに相当な力が入っていることがわかる。だがネット店舗は在庫が不足していたり、サイトを開くのに時間がかかったり、人気商品がすぐに完売したりすることから、実際にはここで人気商品や大幅値引き商品を手に入れることは難しい。消費者の中には、今回の大規模な割引キャンペーンは、店舗側の低価格を売り物にした宣伝に過ぎないととらえる人もいる。

 化粧品をネットで買うことが徐々に認知されるようになったのにともない、ネットの化粧品店舗は小競り合いを繰り返し、価格戦争がますます拡大するようになった。インターネットに詳しい速途研究院の丁道師・執行院長によると、現在の国内化粧品市場は非常に大きく、産業の内側で勃発した価格戦争は、より一層消費者の注意を引き、消費者の購買意欲をかき立てるものであり、サプライヤーと小売側の双方にとって利益になるという。またある業界関係者によると、eコマースは自身の影響力を拡大するため、テレビやインターネットなどの媒体を通じて大量の広告宣伝を行い、巨額の費用をかけている。価格戦争のほか、市場のターゲットを細分化することやサイトの運営効率を高めることも非常に重要だという。

 ▽細分化が市場での成功のカギ

 同研究院がこのほど発表したネット化粧品店舗の分析報告によると、一般的に利用者の年齢は20-39歳に集中しており、30歳以下の人は価格に敏感で新しい物好きだ。このため海外での代理購入を手がけたり、中国ではまだ売り場に並んでいないブランドの取り扱いを中心とした店舗が消費者のニーズによりよく応えることになる。30歳以上の消費者が重視するのは、評判の高い、欧米の大手ブランドの化粧品を買い求めることだ。ネット化粧品店舗は経営分野を細分化し、小競り合いをやめ、彼女経済市場の開拓に努めるべきだという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年3月7日

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