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消費者の自信回復へ 日本車の努力と変化 (2)

 レクサス中国の野崎松寿・執行副総経理(副社長)は今回の危機をしっかりと分析している。野崎氏は「トヨタ本社は需要に基づきレクサスの対中輸出を削減した。これはディーラーの利益と安定した市場供給を保証するためだ」と指摘する。輸出を調整する一方で、レクサスは今年の販売予想を下方修正した。

 野崎氏はまた、「ディーラーの利益を保護するべく、レクサスは生産・供給面の管理をより一層強め、在庫の増加や資金調達圧力を回避する。また様々な金融保険政策を通じ、販売促進計画を進め、レクサスファイナンスを通じてディーラーにより優遇されたローンサービスを提供、資金繰りを助ける。一連の措置により、レクサスディーラーの難関突破を後押しする」と述べた。

 世論からの攻撃を避けるため、多くの日本車メーカーが沈黙を保つ中、レクサスは「中国杯」のスポンサーとなり、「フィギュアスケート無料開放デー」などのイベントを開催し、一般客に開放した。現在の厳しい情勢の中、このような公益活動を行うことは逆効果となる可能性が極めて高く、「計算高い」と見られる可能性もあった。しかし野崎氏は「フィギュアスケートの支援は、レクサスの中国社会事業参加の一歩と言える。レクサスは支援を通じて中国社会に積極的に溶け込み、社会と大衆への貢献を示して生きたい」と語る。

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