中国製品の海外への販路拡大を目的とした中国最大の見本市「第112回中国輸出入商品交易会(通称:広州交易会)」が4日午後、閉幕した。海外の厳しい経済情勢を受け、対欧米日の成約額が軒並み減少、中でも対日本は前回と比べ36.6%の大幅減少となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
11月3日までに同交易会に参加した海外バイヤーは18万8145人で前回と比べ10.26%の減少となり、輸出成約額は326億8000万米ドル(約2兆6219億円)で9.3%減少した。
同交易会のスポークスマン、劉建軍氏(中国対外貿易センター副主任)は「将来、相当期間において中国対外貿易をめぐる環境は比較的厳しい見込み。海外の需要がまだ根本的には回復しておらず、貿易摩擦も大幅に拡大している中、中国の対外貿易を回復させるには、非常に大きな努力が必要となる」と述べた。
同交易会は対欧米日など成熟市場での成約額が大幅に減少しており、対新興市場での減少は比較的小幅となっている。欧州の債務危機や米国の景気低迷などが影響して、成約額は対欧州連合(EU)が10.5%、対米国が9.4%、対日本が36.6%それぞれ減少した。対新興市場の成約額は減少幅が小さく、対東南アジア諸国連合(ASEAN)が7.9%、対中東が5.7%、対BRICs4カ国が0.7%。対オーストラリアは0.4%の微増だった。(編集MZ)
「人民網日本語版」2012年11月6日
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