伝統的金融業を脅かすか
○預金16兆円近く減少 ネット金融などが預金の分流に影響
銀行の普通預金の金利がほとんど計算できないようなわずかなものであるのに対し、ネット金融商品は年率換算で金利が6%を超えるところもあり、普通預金の多くが利益を求めてネット金融に「引っ越し」した。
現在、ネット資産運用商品は驚くべきスピードで成長している。微信の理財通を例に取ると、開通から6日間で100億元の規模に達した。開通から1年足らずの余額宝は4千億元の規模を構える。百度や京東などのネット大手も、相次いで自社の商品をうち出した。
>>>詳細へ ○ネット金融が伝統的金融産業の「生態系」を変える
インターネットによる金融産業の「侵略」は伝統的な金融産業の「生態系」を変えつつある。考え方や運営モデルから、資金チェーンの流れまで、ネット企業はできないことはないというような姿勢でネット金融の時代はこれまでとは違うものになると宣言する。
ネット企業の金融産業への進出による最大の変化は、ルールの再構成だといえる。より重要なことは、ネット企業の金融産業への進出によって新しい少額貸出の理念が定着したことだ。
>>>詳細へ ○専門家:過大評価するべきではない
ある専門家によると、現在のネット金融商品の規模はまだ小さく、銀行預金の地位を揺るがすほどにはなっていない。余額宝など各種の「お宝」の預金減少に対する影響を過大評価するべきではない。とはいえ、預金減少を分析するときには、ネット金融をはじめ、資産運用商品、信託、貴金属など投資ルートが広がっていること、新年度が始まって新たに株式の新規公開(IPO)が行われることなどを十分に考慮しなければならないという。
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「人民網日本語版」2014年2月21日
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