◆海外旅行を希望する人が、国内旅行を上回る
中国旅行研究院が都市部住民を対象に実施したアンケート調査によると、2014年の春節期間に旅行を希望すると回答した人は59.9%となり、前年同期の76.8%を下回った。旅行の意欲が低下しているが、中国旅行研究院は、春節期間に中国の旅行市場は安定成長を維持すると予想した。これは次の三つの理由による。(1)経済・社会の基本面が、旅行消費を有力に支える。(2)春節期間は高速道路無料化を続け、一部の観光地が割引などの優遇措置を講じ、多くの市民が旅行消費の意欲を持っている。(3)交通部門が旅行に関する事前予想を行い、十分な輸送力の準備を整えているため、観光客が安心して外出できる。
観光客の予約といった市場先行指標を見ると、春節の海外旅行の意欲が高まり続けていることが分かる。海外旅行を希望すると回答した人は39.3%に達し、香港・マカオ・台湾を旅行したいと回答した人も35.4%に達した。国内の他省への旅行を希望するとした人は32%となり、2009年の調査以来、初めて海外旅行の意欲を下回った。公務旅行と出張旅行の消費が激減しているが、国民の旅行消費は力強い成長の勢いを示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月20日
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