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広汽ホンダ 世界最先端の第3工場を着工 広州 (2)

 ◆コンパクトカーの将来

 広汽ホンダの第3工場は、2015年初の稼働開始を予定している。初期の年産は12万台で、将来的に24万台に拡大される。黄埔工場と増城工場の、既存の48万台の生産能力を加えれば、同社の総生産能力は72万台に達することになる。同社のエンジン工場も第3工場と同時に建設される。これにより同社は、東風ホンダのエンジンを搭載している現在の局面から脱却できる。このエンジン工場は第3工場と共に発展する。同社は2020年までに、生産・販売規模100万台の実現を目標としている。

 第3工場で生産される車種も、すでに確定されている。第3工場は「シンプル・コンパクトな工場」のため、今後は主にコンパクトカーを生産する。

 第3工場の生産ラインの設計も、コンパクトカーの特徴に合わせている。既存の工場および設備を最大限に活用し、先進的な設備と技術を導入し、小型化生産ラインの目的を実現する。例えば塗装面では、ホンダの世界最小、単位面積当たりの生産能力が最大の塗装ラインが設置される。また組立は、ホンダおよび中国セダン業界最短の、単位面積当たりの生産能力が最大の生産ラインが設置される。第3工場の使用する土地面積は、第2工場より50%削減され、投資額も25%減となるが、効率は25%アップする。これにより敷地面積最小、単位面積当たりの生産効率が最高の工場を建設し、現在の中国政府が提唱する土地集約化の生産方式に完全に合致する。

 広汽ホンダは今後、エコロジー・小型化の商品開発を推進する。第3工場の生産の位置付けもまた、同社の今後の戦略判断を示しているようだ。姚執行副総経理は、「当社は中国自動車工業の未来を、エコ・小型化と判断している。これは国の産業政策とも合致する。燃費に関する国家政策は厳格化しているが、これはコンパクトカーが今後主導的な地位を占めることを意味し、工場が生産する自動車の燃費は国の要求を満たさなければならない」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年5月31日

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