一汽轎車、円安で黒字化を実現 (2)
中国人民銀行傘下の中国外為取引センターが発表した情報によると、2013年4月24日の銀行間外為市場の人民元相場(中間値)は100円=6.2513元で、円の対人民元相場は半年間で20%低下した。中信証券のアナリストは、「一汽轎車の2013年通年の輸入額は約47億元に達するが、円安により同社の通年の部品輸入コストが4億7000万−9億4000万元削減される」と予想した。
◆製品の老朽化、市場シェアが13.7%に低下
報告書はまた、「一汽集団の市場シェアが2004年の19.9%(1位)から2012年の13.7%に低下し、上海汽車集団(23.1%)や東風集団(15.9%)を大きく下回った。当社は資本市場の場を借り、自主ブランドへの投入を強化し、企業の競争力を高める必要がある」と分析した。
一汽集団の自主ブランドセダンは、主に一汽轎車と一汽夏利によって構成されている。マツダ6、B50、B70の競争力低下により、同社の販売台数が減少を続けている。一汽轎車(一汽マツダを含む)の2012年の完成車販売台数は18万4000台のみで、2010年のピークより32%減少し、収益力が市場の予想を下回った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月27日