5歳女児による「家族で好きな人」順位、父親はペット以下?
ネットユーザーの「wrxy」さんがこのほど、浙江省寧波市余姚の某フォーラムに、「みなさん、聞いて下さい。僕は家の中ではペットの亀以下の存在なのです」と題する記事を投稿した。内容は、「僕はもともと、自分が娘に好かれている父親だと自負していた。娘が欲しいという品物や食べたいという食べ物は、できる限り買ってあげた。娘に手を上げたことなど、一度たりともない。昨日、妻から、『家族5人の中で、誰が一番好き?』との問いに対して、娘は、お母さん・おばあちゃん・おじいちゃんの3人を次々と挙げ、4番目は何とペットの亀だったことを聞かされた」というものだった。浙江在線が伝えた。
父親の投稿によると、この順位について、5歳の娘は、「お父さんは5番目。いつもタバコ臭い口で私にキスしようとするから」とその理由を語ったという。また、娘は母親に、「このことをお父さんには決して言わないで。もうケンタッキーを買ってきてくれなくなるから」と念を押した。
この投稿は、多くのネットユーザーの注目を集め、以下の通り、投稿者に対する「慰め」のコメントが次々と寄せられた。
「汪汪汪汪」さん:「我が家にも5歳の娘がいる。投稿者の書き込みを見て、娘にさっそく質問してみたが、状況は決して楽観視できないものだった。父親たる者、ペット以下になりたくないものだ。幸い、我が家にはカメはいないが。」
「wjp1217」さん:「少なくとも、ランキングに載せてもらえただけマシだと思う。子供の言ったことにあまり振り回されない方がいい。」
「懶猫雑貨鋪」さん:「投稿者の娘さんは、本当に可愛い!うちの息子は、『お父さんなんて嫌い、僕に厳しいんだもん!』と毎日のように言っている。」
このようなコメントが多い中、「romantic」さんは、以下のような感動的なコメントを書き込んだ。
「実のところ、大人がこのような子供の評価を真に受けるには及ばない。娘さんが成長して反抗期を迎えた時、父親は、娘の言動にいっそう傷つくかもしれないが、これは子供の成長にとって避けては通れないプロセスなのだと肝に銘じる必要がある。お父さんだって、子供の頃親に反抗し、『お父さんよりカメの方が好き』という類の言葉や、もっと大人を傷つける行動を取った経験があるに違いない。成長する時間を、娘さんに与えてあげるように。お父さん自身、自分もこのような経験を経てきたことを十分承知しているはずだ。これこそ、俗に言われる『親の心子知らず』で、お父さんは今やっと、その言葉を十分理解できるだろう。自分が小さい時、自分の両親に対して何気なく発した一言が、彼らを傷つけたことを、お父さんはすっかり忘れている。娘さんはまだ小さく、物事の道理を良くわきまえていない。ほとんどの人は、相手に対する愛を、特に両親に対しては、面と向かって言えない。私だって同様だ。私の母は事あるごとに、『お父さんとお母さんのことを本当に愛している?将来あなたが嫁いだ後、もし私たちが水害に遭ったら、あなたはどうする?』と私に尋ねる。私は、『お父さんとお母さんが望むことは、何だってやるわ』と答えている。もしそんなことが本当に起こったら、私は命がけで両親を助ける覚悟でいる」。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年11月18日