第1-3四半期、都市部住民の可処分所得 上海が最高
中国各地の第1-3四半期住民所得データが相次いで発表された。大まかな統計によると、10月29日の時点で全国の24省(自治区・直轄市)が第1-3四半期の都市部住民1人あたり可処分所得を発表、うち、上海が3万2786元(約52万8千円)でトップとなった。中国新聞網が伝えた。
▽1人あたり可処分所得、上海が1位
国家統計局が18日に発表したデータによると、第1-3四半期、都市部住民の1人あたり総所得は2万2068元(約35万5千円)。うち、都市部住民の1人あたり可処分所得は2万169元(約32万5千円)で、前年同期比で9.5%増、価格の要素を除くと実際の増加率は6.8%となった。
各地が発表したデータによると、都市部住民1人あたり可処分所得が全国平均を上回ったのは上海、北京、浙江、広東、江蘇、天津、福建、山東の8地区だった。
24省(区・市)のうち、都市部住民1人あたり可処分所得が最高だったのは上海の3万2786元で、唯一3万元を突破した地区となった。2位は北京で2万9626元(約47万7千円)、3位は浙江で29108元(約46万9千円)。最低だったのは青海でわずか1万3430.97元(約21万6千円)だった。
▽14省(区・市)の所得増加率、現地のGDP増加率を下回る
データによると、第1-3四半期のGDPは前年同期比7.7%増となった。一方、同時期における都市部住民1人あたり可処分所得の実際の増加率は6.8%で、GDPの増加率を下回っている。
24省(区・市)のうち、江蘇や天津など14の省(区・市)では、第1-3四半期の1人あたり可処分所得の増加率が現地のGDP増加率を下回った。江蘇を見ると、1人あたり可処分所得は2万4695元(約39万8千円)で前年同期比9.2%増、価格の要素を除くと実際の増加率は7%と、いずれも同期のGDP増加率9.6%を下回った。
各地の住民所得の増加率を見ると、24省(区・市)のうち、青海の増加率が最高で11.5%だった。2位は新疆で増加率は11.1%、天津は10.6%で3位につけた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年10月30日