河南省、外国の人名や地名をそのまま地名として使うことを禁止
河南省政府はこのほど第156号政府令を発表し、「河南省地名管理規則」が省政府の常務会議で可決され、2013年10月15日から施行されると発表した。これにより、「1つの場所に複数の地名が存在し、1つの地名に複数の表記が存在する」といった、地名が規範化されていない現状にストップがかかることになる。また、同規則では外国の人名や地名をそのまま地名に使うことを禁止している。大河報が伝えた。
河南省各地ではここ数年、「外国語の地名」が相次いで登場している。例えば鄭州の「曼哈頓(マンハッタン)」、「威尼斯(ヴェニス)」、洛陽の「加州(カリフォルニア州)1885」といった具合だ。省政府法制弁公室は昨年、同規則の意見募集稿を発表し、外国の人名や地名をそのまま地名として使うことの是非について多くの意見が寄せられた。
同規則の内容は以下の通り。
・ホテル、デパート、オフィスビルなどの大型建築物および住宅地の名称については、基本的に人名を使わない。
・国家指導者の名前、外国の人名、外国の地名をそのまま地名として使用することを禁止する。
・都市および郷・鎮の人民政府が位置する道路(街路・路地)の命名・改名にあたっては、所在地の省轄市・県(市)の民生部門が申請を提出し、本級の人民政府が審査認可を行う。
・記念地や観光地の名称の命名・改名にあたっては、記念地・観光地の管理部門が主管部門に申請を提出し、所在地の民政部門の同意を経た後、主管部門が審査認可を行う。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年10月9日