介護サービス産業の発展には政府の職能転換必要
写真は福建省廈門(アモイ)市思明区蓮前街道前埔南社区にある在宅介護サービスステーションの高齢者向けダンス教室で、講師に民族舞踊を教わる参加者の様子。 |
国務院はこのほど「介護サービス産業の加速的発展に関する若干の意見」を下達した。同意見の指摘によると、政府の職能転換を加速し、行政の干渉を減らし、政策による支援・誘導に力を入れ、各種サービス主体の活力を呼び起こし、サービス提供方式を刷新し、監督管理を強化し、サービスの質と効率を高めることが必要だという。「人民日報」海外版が伝えた。
同意見によれば、中国はすでに人口高齢化が急速に進む段階に入っており、2012年末現在、60歳以上の高齢人口は1億9400万人に達し、25年には3億人を超える見込みだ。介護サービス産業の発展を加速せるには、資源配置における市場の基礎的な役割を十分に発揮させること、社会の各種パワーを徐々に介護サービス産業発展の主体にすること、平等に参加できて公平な競争が行われる市場環境を創出することが必要だ。また同意見では、20年には在宅を基本とし、コミュニティをよりどころとし、各種機関がバックアップし、機能が整い、規模が適切で、都市部と農村部をカバーする介護サービスシステムを全面的に構築するとの方針が明確にされた。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年9月15日