オンライン調査:「先生に恋した経験あり」3割
某婚活サイトがこのほど発表した調査結果によると、「学生時代に先生のことを密かに好きになった経験がある」と答えた人は全体の3割を占め、年代別では「80後(1980年代生まれ)」の割合が最も高かった。広州日報が伝えた。
○「教師と学生の恋愛」7割が支持
「学生時代、先生をひそかに好きになった経験がある」人は31%に達した。また、「先生に恋する」学生は、個人的な性格と関係があるだけではなく、性別、地域、年代とも密接な関係があった。
男女別では、先生にひそかに恋する人の割合は、女性(27.7%)より男性(33%)の方が高かった。地域別に見ると、先生をひそかに恋する人の割合が最高だったのは雲南省(56.8%)だった。また、「教師と学生の恋愛」の支持率が最も高かったのも雲南省だった。年代別では、先生をひそかに恋する人の割合が最も高かったのは、26歳から30歳の「80後」で、37.6%だった。22歳から25歳(31.7%)がこれに続いた。
また、今回の調査によると、先生をひそかに好きになった経験がある人のうち、好きになった時期は、思春期に入る頃の中学生時代(23.3%)が最多だった。高校生時代(13.4%)がこれに続いた。
調査の結果、教師と生徒の恋愛に対する考え方は各人各様であることが明らかになった。例えば、保護者の多くは、教師と生徒の恋愛に対して否定的な見方をしていた。しかし、調査対象者のうち、教師と学生の恋愛を支持する人の割合は、全体の68.6%に達した。男女別でみると、男性の支持率(73%)は女性(60.2%)より高かった。
「あなたにとって結婚相手の理想の職業は?」との問いに対し、男性が選んだ相手女性の職業トップ3は、教師(38.3%)、公務員(24.7%)、医療従事者(22.8%)だった。教師についてさらに細かく見ると、幼稚園教員(43.6%)が最も高く、小学校教員(20.9%)が続いた。一方、女性に最も好まれたのは大学教員(46.6%)で、幼稚園教員(30.9%)がこれに続いた。
○「先生への恋」の多くは「本当の愛」とは別物
広州医科大学附属第二病院精神心理科の余金竜・主任は、「厳密に言えば、実際、先生に対する学生の恋愛感情のほとんどは、本当の愛とは別物だ」と指摘している。
一般的な状況では、先生に対する恋心は、一定の時期を過ぎると自然に消滅する。特に「淡い憧れ」の場合は、本人の勉強を促す効果も期待できる。好きな先生に認められたい一心で、先生が受け持つ教科を熱心に勉強するようになるというわけだ。親は、さほど心配するには及ばない。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年9月11日